いまさら聞けないシリーズ

骨と筋肉のけが

 健康づくりのための運動でも、過度なトレーニングをすると、骨や筋肉などを傷めてしまうことがあります。
 また運動前に、手足や腰などに少し痛いところがあっても、「運動すれば治るだろう」とか、「運動のやり過ぎで筋肉痛かな」と思い込んで、そのまま運動を続けると、痛みが悪化してしまうことがあります。
 運動は、常にけがと背中合わせです。筋肉や関節などに、少しでも痛みがあるときは、医療機関を受診して、運動をしてよいか、確認しましょう。
 けがをしたときは自己判断で再開せず、必ず医師に確認して運動をしましょう。
骨と筋肉の仕組みと役割は?
 骨は、1つ1つ大きさや形が違い、全身で206個の骨がそれぞれ関節でつながれて骨格を形成しています。関節は、関節包や骨と骨を結合している靭帯で守られています。
主な骨の働き
○体を支える
○血液を造る
○体の大切な臓器を守る
○カルシウムを貯める
 骨格筋は、筋細胞(筋繊維)が束になってできており、外側は筋膜で覆われ、両端は強靭な腱で骨にしっかり付いて、関節や骨を動かします。
 体を動かす仕組みは、大脳から運動の命令が出て、運動神経により筋細胞に命令が伝わり、骨格筋を収縮させ、関節を曲げ伸ばしして、体が動きます。

主な運動中のけがは?
骨折
 骨折は、外傷性骨折、疲労骨折、病的骨折、脆弱性骨折に分類されます。
 外傷性骨折には、骨折した骨の先端が皮膚を突き破った複雑骨折(開放性骨折)と、皮膚を破いていない単純骨折(皮膚骨折)があり、複雑骨折は、骨折した骨の端が周囲の筋肉、血管、神経などを傷つけ、単純骨折は骨折により血管が傷つき、皮下出血して腫れます。単純骨折には、骨の表面がはがれる剥離骨折があり、捻挫などにより起こることがあります。
 疲労骨折は、過度な力が長い時間加わった骨に起こり、マラソンなどの運動中、脛の骨などによく起こります。加齢に伴い、骨粗しょう症などで骨が弱くなり、骨折しやすくなるので、高齢者は骨密度を測るなどの注意をしましょう。
骨折の分類
外傷性骨折:正常な骨に強い外力が加わって起こる骨折
疲労骨折:健常な骨に負荷が繰り返し加わり起こる骨折
病的骨折:病気による骨の強度低下で軽い外力で起こる骨折
脆弱性骨折:骨粗しょう症などで強度が低下した骨に起こる骨折
★骨量(骨密度)は20歳~30歳前後まで増えて、それ以降は増えません。老年期になっても強い骨を維持するには、若い時に骨量を高めておくことが大切です。中高年期からは、十分なカルシウムの補給と適度な運動で骨に刺激を与えるように、心掛けることが大切です。
肉離れ
 肉離れは、十分にウォーミングアップをせずに運動をしたときなど、急激に筋肉が伸ばされたり縮んで、筋肉や筋膜が断裂し、内出血が起こった状態です。突然に激痛がはしり、動かせなくなります。大腿部(太もも)や、下腿部(ふくらはぎ)などの筋肉で多く起こります。
 軽いと安静などで数週間で治る場合もありますが、重症だと完治に半年以上かかることもあります。断裂が大きい場合は、筋肉を縫合する手術が必要になることもあります。また完治しても、しばしば発症するので、ストレッチなどのウォーミングアップを十分にやってから運動をしましょう。
筋肉痙攣(こぶらかえり)
 筋肉痙攣は、足のふくらはぎの腓腹筋が収縮したままで、激痛が数十秒から1~2分程続いて収まります。完治しても、しばしば再発します。運動中の筋肉痙攣は、ウォーミングアップ不足や疲労などによって起こるので、運動中のこまめな水分とミネラル補給、運動後のクーリングダウンなどが大切です。また筋肉痙攣が長い時間起こった場合は、下腿静脈の循環障害などが原因のこともあるので、医療機関に受診しましょう。
捻挫
 捻挫は関節に強い力が加わり、大きくねじれて関節包や靭帯が伸びた状態です。足や肘関節などに起こりやすく、靭帯損傷や剥離骨折を伴うこともあるので、軽く考えずに医療機関に受診しましょう。
 捻挫は、完治するには数週間かかり、繰り返すことがあるので、完治してもサポーターなどの防具で再発予防しましょう。
脱臼
 脱臼は関節に無理な力が加わり、関節を形成する骨が離れ、関節が変形し、人体や関節包などが傷つき、強い痛みを伴います。肩、肘、指、足などの関節で多く起こり、重症だと整復後、数か月間固定します。脱臼は繰り返すことがあるので、再発する運動は避けましょう。
突き指
 突き指はボールの補給時などに、指に強い力が加わって起こります。指の曲げ伸ばしに痛みが伴い、腫れます。突き指と言っても、骨折、腱断裂、脱臼、捻挫など程度は様々です。突き指をしたところを自分で引っ張る人がいますが、悪化させるので、すぐに医療機関を受診しましょう。
アキレス腱断裂
 足関節を急激に力強く前面に曲げ、ふくらはぎの筋肉を緊張させる力が加わると、筋肉が急に伸ばされてアキレス腱断裂します。瞬発力が要求されるジャンプや走る運動などで多く起こり、かかとに瞬間的な激痛が走って、足先を曲げることができなくなり、歩行が困難になります。完治には、骨折と同じくらいの日数がかかります。

医療機関に行くまでの注意点は?
○怪我をしたら、無理に歩いたりせず、まず安静にしましょう。
○出血があるときは、清潔なハンカチなどを傷口にあてて止血しましょう。
○捻挫や突き指など、痛みがあるときは、氷、冷パックなどで冷やしましょう。
○骨折、捻挫、アキレス腱などは、けがをしたところを悪化させないように、バスタオル、毛布、板など身近にあるもので、応急的に固定して医療機関へ行きましょう。








 

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